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冬、試しに床下通気を止めてみたら...昔の家なら換気口を塞げば。

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床下換気の多くは「基礎パッキン」を
土台と基礎の間に挟んで確保しています。

アップロードファイル 1764-2.jpg

家の床下全体に風をよどみなく通すことで
木材の腐食を防ぎ、シロアリ被害を少なくするのが
主な目的です。

その通気は、外気温と同じわけで、その結果一階の床は
冷めたくなってしまうわけです。

あなたの立っている、床のフローリングの厚みが15mm
その下に構造用合板24mm、床下にはスタイロ断熱板材65mm
これが一般的な住宅でしょう。
これで、床下の寒気を防ぐことが出来ますか。?

家の中で常に人が接しているのは、床面ですから
この足元が冷たければ、寒く感じるのは当然です。

断熱材として身近なもので、一番すぐれているのは「空気」です。
断熱材はその材料の中にいかに多くの空気を、取り込んでいるかで
性能が決まりますね。

だったら、40~60㎝の床下空間そのものを床面の断熱層に
したらよいと思います。

もちろん、木材の腐りやシロアリ対策等は、別の方法で解決します。

前々回のイラストで見ていただいたように、
家の外皮全体を断熱材でくるみ、高性能な窓を採用して
高断熱・高気密住宅にしても、内部の間仕切り壁に床下の冷たい風が
通り抜けていては、暖かい家は造れません。

そして、なによりも床下は外気そのもの、たった65mm程度の断熱材だけで
人が常に接している床面が守れるでしょうか。
快適に感じるのは「足元が暖かい」『冷たくない』ことですから。

これからは基礎の内部も天井裏も家の中と考える家造りです。

「健康住宅」『省エネ住宅』と言うなら、床下そのものを見直す必要があると
思いませんか。


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